Letter_24

 
 
この記事はX-rite Japanより承諾を得て引用されています。
詳細をご覧になりたい方はxrite.co.jpへどうぞ。
 
 
#インクの色 #色の管理 #マンセル表色系 #色測定価格 #植物のカラー測定 
#パッケージのカラーマネジメント #分光濃度計 #光学濃度計 

Letter_23

 

この記事はX-rite Japanより承諾を得て引用されています。
詳細をご覧になりたい方はxrite.co.jpへどうぞ。
 

Letter_22

 

この記事はX-rite Japanより承諾を得て引用されています。
詳細をご覧になりたい方はxrite.co.jpへどうぞ。
 
 
 

Letter_21

 
 
この記事はX-rite Japanより承諾を得て引用されています。
詳細をご覧になりたい方はxrite.co.jpへどうぞ。

#色の管理  #肌 カラー測定  #パッケージ カラーマネジメント  #カラーマネジメント ソリューション  #布製品のカラーコントロール  #印刷密度  #Japan Color 標準印刷認証

Letter_20

 
これまで濃度に関連する測定値に関して説明して来ましたが、今回からLabなどの色彩値について簡単に説明していこうと思います。
 
大雑把に言って濃度が色材量に関連する値であったのに対して、色彩値は人の色の見え方に関連する値になっています。
「見え」そのものではなく、その中の1つの重要な要素で、「見え」に関連する値ということになります。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、「見え」の要素には色彩以外にも、表面のツヤ(グロス成分)やテクスチャー(表面の微小構造)、光の反射の方向分布、周辺色、人の知覚/認知など多くの要素が影響します。
色彩値自体が意味するところは、
 
「色彩値が同じ2つの色は指定された環境および条件のもとで平均的な色覚をもつ人にとって同じに見える」
 
ということです。
 
現実的には、色彩値が同じ2つの色は概ね同じに見えると考えても良いのではないかと思いますが、色彩値が同じ値を示しているにもかかわらず「見え」が違うという問題が発生した際には、常にこの本来の意味に立ち返って考えてみてください。
 
色彩値をあらわすインデックスにはさまざまなものがありますが、大体どの色彩値も3つの独立した値で表されているようです。
これは、人の目の中の色を知覚する受光器である錐体に3つのタイプがあるためです。
錐体は大雑把に言うとR・G・Bに感度のある受容体で構成されています。
これらの色彩値の中でも世界中で最も一般的に使用されているインデックスはCIE Labという色彩値です。
これはCIE(国際照明委員会)が定義したLabという意味でL*a*b*とも記載されます。
(Labには他にもHunt Labなども存在するため、CIE Labには「*」を付けてL*a*b*と記載します)
 
L*は明度(明るい・暗い)を表し、色味の情報を持ちません。
L*=0は全く光が反射(もしくは透過)しない、光を完全に吸収する物体の明度になります。
L*=100は完全拡散反射の白(白いチョークはこれに近い白になります)の明度を表します。
* 完全拡散反射とは光を入射すると全ての方向に同じ輝度で反射し,反射率が1.0の反射を指します。
 
a*は緑から赤にかけての色味の強さを表します。0は緑でもなく赤でもない色味で、-(マイナス)の値は緑味を、+(プラス)は赤味の色を表します。それぞれ絶対値が大きくなるほど色味が強くなることを意味します。
 
b*は青から黄にかけての色味の強さを表します。0は青でもなく黄でもない色味で、-(マイナス)の値は青味を、+(プラス)は黄味の強さを表します。こちらもそれぞれ絶対値が大きくなるほど色味が強くなることを意味します。
 
これら3つの値はそれぞれ独立したインデックスになっているので、それぞれを3つの直交する座標軸にとって3次元の直交座標系で表現します(図-19)。これをL*a*b*色空間と呼びます。
 
 
L*a*b*色空間
図-19 L*a*b*色空間
 
このL*、a*、b*の3つの数値を指定することで、色を一意に指定できる仕組みになっています。
たとえば、L*=65.45、a*=57.04、b*=70.00と指定すると図-20のようなPantone 1585Cであらわされるオレンジと一意に決まります。
 
 
L*=65.45、a*=57.04、b*=70.00のオレンジ
図-20 L*=65.45、a*=57.04、b*=70.00のオレンジ
 
このL*a*b*色空間はマンセルシステムによる色指定を数値によって置き換えられるよう開発された科学的なシステムです。
マンセルシステムでは色を視覚的に均等に分布するよう配置・定義することで、色を記号や番号で指定できるように開発された視覚ベースのカラーオーダーシステムになっています。(機会があれば、いつか、このシステムについても触れてみたいと思います。)
 
 
マンセルツリー
図-21 マンセルツリー
 
このシステムは長い期間にわたって多くの人に視覚的な均等性が支持されてきたシステムだったため、数値的なL*a*b*色空間もこのシステムに概ねマッチすることを意図して開発されています。

 

 

この記事はX-rite Japanより承諾を得て引用されています。
詳細をご覧になりたい方はxrite.co.jpへどうぞ。

 

#カラーマネジメント #色の管理 #マンセル表色系 #カラー評価

 

Letter_19

グローバルに資材調達するテキスタイル業界のカラー評価と管理

コスト削減や、需要の拡大に対応して、アメリカのテキスタイル業界やアパレル業界各社は、グローバルでの資材調達へとシフトしています。ノースカロライナ州立大学の研究によると、この傾向は貿易協定の進展を背景により顕著になっており、結果として、製造業者の多くは、高品質な資材を低価格で提供することのできるサプライヤー探しにプレッシャーがかかっています。
資材調達
資材は製品の要であり、複数の異なる材料を元に事業を展開するのは簡単ではありません。この課題はシンプルなカラーマネージメントツールを導入することで解決できます。この記事では、そのシンプルなツールによって、どれだけ大きな効果が生まれ、御社の色にまつわる業務に革新をもたらし、より経済的な資材調達が可能になるかご説明しましょう。
染料の色のチェックは製造ワークフローの一部であり、多くの企業で注意が払われているにも関わらず、生地の色や素材の確認は見落とされている場合があります。例えば、ウールやコットンの場合を考えてみましょう。アジアで生産される生地と米国南部で生産される生地には大きな違いが見られます。生地が異なれば、染料の染み込み具合が異なります。さらに、布地の色と染料の反応にも変化が見られるでしょう。
例えば目の前にわずかに異なる2種類の生地があるとします。これに同じ染料を使うと、結果には違いが見られるものです。さらに、この2つを縫合わせてセット商品にしてみると、違和感はより顕著なものになるはずです。質の高い布地を求める人が、そんな一貫性のない製品にお金を払う訳がありません。
素材の色
解決策は意外とシンプルです。製品の製造を行う前に素材の色をしっかりと確認しましょう。

Ultimate Textile社のカラーマネージメント

染色前の布地から顧客の要望に合わせて、室内装飾品、最新技術を搭載した防火服、防弾ベスト、トートバッグといった製品を製造し、長年エックスライトのユーザーであるUltimate Textile社にどのような工程を導入しているのかお話を伺いました。
彼らが扱う多くの生地が、世界の様々な場所から輸入した、天然素材でつくられています。経営者のアンソニー・ガリエロ氏は「素材が天然なので、それぞれ大きく色の違いが見られます。だからこそ、最初に、素材に基づいて、ブリーチングやソーシングで色を標準化するのです」と説明しています。
こちらが、Ultimate Textile社が、布地の一貫した色を確保するために実施する、カラーマネージメントの流れです。

1.仕入れられた生地の色を正しく把握

製造工程では分光測色計で色の情報を取得、また色の精度を評価します。多くのテキスタイル業界の企業ではCi7800 といったベンチトップデバイスが使用されますが、Ultimate Textile社では持ち運びに便利なCi64UVが採用されています。ガリエロ氏は、「Ci64UVは、工場内で自由に持ち歩き、様々な素材の色の計測に使え、iMatchにデータをダウンロード、さらにレポートの出力までできるので、大変便利です」と語ります。
材料見本をエックスライトCi64UVで確認
材料見本をエックスライトCi64UVで確認

2.染料の色づくり

分光測色計により計測された反射率はエックスライトのColor iMatchソフトウェアに取り込まれ、これと染料の反射率とのマッチング、特定の布地の上で正しい色を表現することのできる最適な解を弾き出します。染め上げには赤外線染色機を使います。こうして、ブレを最小限に抑えた色の複製に成功することができるのです。複数の機械が組み合わさった製造環境であるからこそ、色を包括的に把握するためにColor iMatchが利用されています。
材料見本をエックスライトCi64UVで確認
ガリエロ氏は言います、「結果的に、人間の勘に頼ることは高くつく。研究段階で100分の1gの違いが生じると、製造時にこれは何千倍の欠陥となって現れます。ラボでのエラーが生産工程では致命的なミスになるのです。」

3.多様な光源でビジュアル評価を行う

分光測色計カラーマネジメントソフトウェアを活用し、色が狙い通りに再現されているかどうかを知ることができます。しかし、これに加えて、組み上がった後に各部分が期待通りの色であるかを確認することも重要です。あらゆる光の当たり具合で色の変化を評価してください。これには標準光源ブースが便利でしょう。Ultimate Textile社では、エックスライトのライティングブースを使い、サンプル検査室、染色所、ラボ各所において正しい色が再現されているか確認が行われています。
Spectra Light QC
エックスライトのSpectra Light QCを使い布地サンプルの色を比較する様子

賢い投資で大きなリターンを

弊社のテキスタイルパンフレットで複数のサプライヤーから素材を確保する際のポイントをご紹介しています。または、お気軽にこちらへお問い合わせください。御社の状況に即した最適な戦略策定のお手伝いができればと考えております。
 
 
この記事はX-rite Japanより承諾を得て引用されています。
詳細をご覧になりたい方はxrite.co.jpへどうぞ。
 

Letter_18