Letter_39

デジタル基準色に適した測色計を使用していますか? テキスタイル、自動車部品、プラスチック製品のいずれの生産においても色の一貫性を実現することは重要で、色が異なる場合、最終製品が採用されないという事態が起こりえます。残念なことに、製造過程では…

Letter_38

消費者は自然に「人とのつながりがある」 ブランドを選択する 米国のマーケティングイベントFUSE 2017(https://marketing.knect365.com/fuse/)は、ブランドは今日の社会で単に生き残っているだけではなく、繁栄しているという貴重な知見を示しました。 紹…

Letter_37

17_色差について 前回は色彩値の成り立ちと数値化の道筋を概観しました。 しかしながら産業の世界では色彩値そのよりも色と色の差、色差のほうが重要になります。 なぜなら、生産物として必要な基準となる色を決めたら、如何にその基準の色に近い色を生産す…

Letter_35

16_均等な色空間の試み 今回は前回説明した色彩値CIEXYZから均等な色空間への試みを説明しようと思います。 その前に、前回求めたCIEXYZで現される3次元の色空間でした。3次元の空間というのは人間にとってその位置関係を想像しにくいため、この3次元空間を…

Letter_34

余ったインクを捨てていませんか?もう一度使えます! ブランドオーナーは、消費者の目にとまる商品パッケージを日々求めています。そのため、印刷会社は、印刷時間を短くし、特殊な色材で、正確なカラーを実現することを求められています。多くの印刷会社が…

Letter_33

15_色彩値XYZを計算してみよう! これまで、色彩値の算出に必要な3つの要素、①照明としての光、②色としての物体、③受光器としての目をそれぞれ説明してきました。今回は、これらの要素から得られた値を使用してどのように色彩値を算出するかを説明します。 …

Letter_32

カラーコミュニケーションは難しくありません! カラーコミュニケーションは難しいものだと思っていませんか? 「りんご」と聞いて、赤、緑、黄色どの色を思い浮かべるでしょう。 色の指定があまり明確でないのに、その色を再現しないといけないとしたら、あ…

Letter_31

14_色彩値の2°と4°? 前回の話で人の視覚の波長応答特性としてCIERGBの等色関数ができたとこまでを説明しました。 それは、こんな感じの応答特性でした。 図-30 RGB表色系の等色関数 このCIERGB表色系の等色関数は一部に負の刺激値を含むため、計算機の発達…

Letter_30

ワークフロー全体において一貫した色を得るためのツール ワークフロー全体において一貫した色を得る道は、長い旅路のようなものです。 数週間前、私は、カラーマネジメントプログラムを開始するときに皆さんが遭遇する最も一般的な落とし穴についてブログに…

Letter_29

大手FMCG(日用消費財)メーカーが教えてくれたパッケージのブランド・カラー・レッスン グローバルなパッケージング(包装)サプライチェーンで2,000色以上のブランドカラーを管理(色管理)しようとすると、どうなるでしょうか? とても複雑なことになってき…

Letter_28

なぜ印刷された色が違って見えるのか:計測の必要性 もし世界がパーフェクトな世界だったら、印刷機にインクを入れて印刷したとすれば、一貫した色が実現できるでしょう。しかし残念なことに、フレキソ印刷およびグラビア印刷作業は毎年、正しい色を得るため…

Letter_27

色は私たちの世界にどんな影響を与えているのでしょう? エックスライト・パントン社は、お客様が色を指定、コミュニケーションし、色を生成、一貫して管理することを、自信を持ってサポートしています。私たちの主なマーケットであるプラスチック・工業用コ…

Letter_26

多角度分光測色計 車の塗装(自動車 塗料)を見たときに、見る角度によって変わった印象を受けたことはありませんか?明るさが変わるときもあれれば、色が変わるときもあります。これは塗料の中に金属粉末やパール顔料を含ませて、光の反射特性を変えている…

Letter_25

コンピューターでのカラー・フォーミュレーションを始めませんか? 色を配合する際、どれほどのトライアンドエラーを繰り返さなくてはならないでしょうか?3回以上と答えた人は、コンピュータを使ったカラーマネジメントソリューションの導入を考える時期か…

Letter_24

卵を染めることから パッケージデザインについて学べること 私たちが知る必要のあるものはすべて幼稚園で学ぶと言われていますが、このフレーズは印刷担当者やパッケージ・デザイナーにとっても当てはまるでしょうか? イースターは終わってしまいましたが、…

Letter_23

13_色彩値 等色関数:人の目をものさしに 今回は残りの2つの要素である②「色としての物体」と③「受光器としての目」をとりあげます。 ②色としての物体 照明からの白色光はそのタイプによって分光分布に違いはあるものの、通常全ての可視域の光が十分な量含ま…

Letter_22

12_色彩値に影響する3つの要素 色彩値のL*a*b*は数値で指定できる色空間を構成すると申し上げましたが、今回から、それらの数値がどのように求められているかを説明していきたいと思います。 物体の色を知覚するには光が照明されていなければなりません。真…

Letter_21

色を管理することで市場における偽物の横行に対処する方法 「にせ」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?偽札などでしょうか?実は、「にせ」はもうちょっと、深いところまで表す言葉です。言うなれば、世界中のあらゆる業界全てに影響を及ぼすのが偽な…

Letter_20

11_色彩値 色を数値で表す これまで濃度に関連する測定値に関して説明して来ましたが、今回からLabなどの色彩値について簡単に説明していこうと思います。 大雑把に言って濃度が色材量に関連する値であったのに対して、色彩値は人の色の見え方に関連する値に…

Letter_19

グローバルに資材調達するテキスタイル業界のカラー評価と管理 コスト削減や、需要の拡大に対応して、アメリカのテキスタイル業界やアパレル業界各社は、グローバルでの資材調達へとシフトしています。ノースカロライナ州立大学の研究によると、この傾向は貿…

Letter_18

10_ドットゲインの測定と計算の仕組み 今回はビジュアルドットゲインとメカニカルドットゲインの測定および計算方法について説明します。 まず、ビジュアルドットの測定手順は以下のようになります。 ① 基材(用紙)を測定 ② ベタパッチを測定 ③ 指定された…

Letter_17

HOW DESIGN LIVEでの発表内容はもうご確認いただけましたか? エックスライトPantone® は、色管理の科学と技術をご提供し、ブランドやコンバーターでパッケージのデザインや色の要求を実現するお手伝いをいたします。昨年、アトランタにて「HOW Design LIVE …

Letter_16

09_ビジュアルドットゲインとメカニカルドットゲイン 今回はビジュアルドットゲインとメカニカルドットゲインの違いを説明します。 まず、印刷の仕上がり、諧調再現をチェックするのはビジュアルドットゲインの役目になります。 ドットゲインは印刷時の印圧…

Letter_15

08_ドットゲインについて 今回は濃度から派生する印刷品質の代表的な管理指標であるドットゲインについて説明します。 印刷という色再現方式は1つ1つのドットには諧調が無く、プロセス印刷の場合、色の要素はCMYKの各インキ色(1次色もしくはプライマリー…

Letter_14

もはや視覚評価だけでは十分ではない? 色/カラーは大切と言われますが、なぜでしょう?実際、製造過程において色は欠かせない要素です。ですが、思い通りの色を製品で実現することは、以前より難しいと感じる製造者が増え、こうした製品のブランドを持つ会…

Letter_13

自社とサプライヤーの測定値は 一致していますか? 自社とサプライヤーの測定値は一致していますか? 測定値がサプライヤーの測定値と異なることがありますか?実は、こうしたお客様は多いのです。 これは、解決しなければならない重要な問題です。もしあな…

Letter_12

07_白紙基準濃度って何だ? 濃度測定の設定項目でもう一つ大切な要素が用紙濃度を含んだ濃度を測定するか、含まない濃度を測定するかという設定です。 用紙濃度を含まない設定は「マイナス用紙濃度」といったり「白紙基準濃度」、「相対濃度」「pap」などと…

Letter_11

06_POL? POLというのは濃度測定時に使用するフィルターで、Polarization Filterの略で偏光フィルターを意味します。 濃度測定の際にこのフィルターを使用した測定を行うことで有効な情報が得られる場合があります。 偏光フィルターは通常濃度測定のみに使用…

Letter_10

05_濃度を測定すると何が分かるの? さて、色の管理やカラーマネージメントとしては色彩値であるL*a*b*測定が中心となっている昨今、どうして依然として濃度値を使用するのでしょうか? 印刷における濃度測定値から派生する指標としてはドットゲイン、2次色…

Letter_09

04_濃度ステータスTとE、あなたはどっちを使ってる? 前回、ステータスTとEを説明しましたが、それでは、ステータスTとEの どちらを使用すればいいのでしょうか? 印刷のプロセス印刷では、基本的にはどちらを使用しても良いと思います。 問題は常に同じステ…